008 ヨーロピアンオーク 無垢フローリング

ヨーロピアンオーク 130㎜/150㎜

どんぐりの木

花言葉

 

『歓待』『愛国心』『勇敢』『自由』

オーク(和名ナラ)は世界樹の樹とも呼ばれ、ヨーロッパでは生命の源の樹として昔からあがめられてきました。

フローリングや家具、ワインやウイスキーの樽にも使われます。

 

こちらのオークはホワイトオークとも呼ばれます。ギリシャ・ローマ時代からの遺跡からホワイトオークの家具が発掘されるなど、昔からヨーロッパの人々に愛されてきました。日本でも需要は高く、定番の商品の一つでもあります。

 

 


ホワイトオーク

130mm巾/150mm巾

 

花言葉『もてなし』の意味

  フィレモンとバウキス。それは数多あるギリシア・ローマ神話の中でもとりわけ澄みきった輝きを放つ、美しい物語です。
  ある日、神々の王ユピテルがメルクリウスとともに旅人に変装し、地上の人々が心正しく生きているかどうかを視察するためプリュギアにやってきました。もうすぐ日が落ちようとする頃、ある集落を訪れた二神は目についた家々に一夜の宿を乞うて回りましたが、どこも冷たく扉を閉ざすばかり。「客人が訪れたときは神の使いだと思って歓待すべし」というのはユピテルの定めた義務であるのに、それを踏みにじって恥とも思わぬ人たちばかりだったのです。
  しかし、最後の1軒(丘の上にぽつんと建った、見るからに粗末な小屋でした)の戸を叩いたとき、中から現れた老夫婦は「おお、こんなあばら屋でよろしければどうぞどうぞ」と喜んで彼らを迎え入れてくれました。この善良な夫の名をフィレモン、妻の名をバウキスといいました。
  彼らは貧しい身に出来る精一杯のもてなしをしようと奮闘しました。少しでも座り心地がいいように古椅子に布を敷いて差し出し、木桶に湯を張って長旅に疲れた客人の手足を暖めます。そうしている間にも炉に火を熾し、大事に蓄えてきた食糧を惜しみなく使ってあつあつの料理をこしらえました。安酒とはいえ彼らにしてみればとっておきの葡萄酒をも喜んで振る舞います。狭い食卓は彼らの心尽くしで満たされました。それは決して豊かとは言えない食事であったけれど、客人に心地よく過ごしてもらいたいと願うその善意こそが神々にとっては何よりのご馳走だったのです。
  そのうち、夫婦は奇妙なことに気付きました。さっき空になったはずの混酒器がなみなみと葡萄酒を湛えているのです。注意して見ていると、客人たちが酒を飲み干すたびに底から新たな酒が湧き上がってくるではありませんか。老夫婦は自分たちのみすぼらしい饗応に神が怒っているのだと思って仰天し、天に腕を差し伸べて叫びました。
「おお、神々様! お客様に十分なおもてなしができないわたくしどもをお許し下さい!」
  眼前に他ならぬ神々(ユピテルとメルクリウス)がいるとも知らず、恐れおののいた彼らはさらなるもてなしをするため、家の番をさせるために長年可愛がって飼っていた鵞鳥までもつぶそうとしました。しかし、すばしっこい鵞鳥は老人たちの手をかいくぐって家中逃げ回り、終いには神々の膝元に飛び込んで難を避けようとする始末。思いがけず鵞鳥の保護者となったユピテルは笑って言いました。
「よいよい、フィレモン、バウキス。大切な鵞鳥を殺すには及ばぬ。我らはもう十分満足させてもらったからのう」
  メルクリウスも優しい笑顔で2人に真相を話してやりました。
「僕たちはね、オリュンポスに住まう神なんだ。こちらは天空の主ユピテル様、僕は息子のメルクリウスだ。地上の人たちの心根を試すために旅をしていたんだけど、皆が扉を閉ざす中、あなたたちだけは掟を守って素晴らしいもてなしをしてくれた。嬉しかったよ。是非お礼をさせてほしいから、一緒に来てくれるかな」
  そう言って神々は2人を高い山の上に連れていくと、まず客を拒んだ不敬な家々を残らず大水で飲み込んで沼の下に沈めてしまい、次いで1軒だけ残ったフィレモンとバウキスのあばら屋を燦然と輝く神殿に変えました。神の驚異的な力を目にして腰を抜かさんばかりの2人に対し、ユピテルは優しく語りかけます。
「心正しきそなたらの願い、何なりと叶えよう。遠慮なく望みを申すがよい」
  すると、フィレモンとバウキスは思案した末こう答えました。
「わたくしどもはこれからあなた様方にお仕えする神官となり、あの神殿を守って暮らしたいと思います。そして、できれば遅れ先立つことなく、2人一緒に生を終えたいと……」
  この願いは叶えられ、2人は神殿の優しい守り手として人々の幸せを祈り続けた後、いよいよ寿命尽きるときが来ると、お互いと巡り会いともに過ごせた人生に感謝しながら同時に樹木に――フィレモンは樫に、バウキスは菩提樹に――姿を変えて人間の生を終えました。神殿の階段脇に仲良く並び立つ2本の木を、人々は敬神の念厚き者に贈られる神寵の証として敬い、常にその枝に花輪を捧げて自らもかくありたいものと願ったといいます。

樫の木とはオークの事。そこからオークの花言葉は『お・も・て・な・し』となったわけですね。美しいお話です。